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Amores Perros – Love is a bitch!?

このブログのタイトルにもなっている “Amores Perros”

アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥが2000年に初監督した映画タイトルとおなじです。なんとガエルくん(ガエル・ガルシア・ベルナル)もこの作品がスクリーンデビュー(とてもデビュー作にみえない)。

”Amores Perros”はスペイン語の直訳で”犬のような愛”。わたしTrailerみないで映画みちゃったので、映画を見た後に、犬のような愛・・・?犬のような愛・・・と、なんとなーくタイトルと内容に齟齬を感じて暗誦していたのですが、この映画は大好きで何度もみています。

最近になって(17年経って)Trailerを見てみたら、スコンっと腑に落ちました。Amores Perros。ようやく、自分のなかで映画のタイトルと内容がぴったりハマりました。

↓はい、それではTrailerご覧ください!↓

amor es traición(愛は裏切り)

amor es angustia (愛は苦悶)

amor es pecado (愛は罪)

amor es egoismo (愛はエゴイズム)

amor es esperanza (愛は希望)

amor es dolor (愛は痛み)

amor es muerte (愛は死)

¿qué es el amor?  (愛って何?)

そしてさいごに映画のタイトル

amores perros

まず、形容詞としてのperroを。犬好きにはどうにも納得のいかないことですが、万国共通で”犬”が形容詞になるといい意味で使われることないですよね。日本でも、「〜の犬め!」「犬死に」「走狗」「負け犬の遠吠え」「権力の犬」といったように、侮蔑をこめた意味で使われることも多いです。わたしは意地でも使いませんけど!

英語でも同じような言い回しはけっこうありますね(die like a dog(惨めな死に方),lead a dog’s life(惨めな生活を送る)など)

スペイン語(メキシコ)のスラングは知ってる限り以下の通り。

  • Es un perro:ろくでなし、人でなし
  • Pata de perro: 直訳は「犬の足」。だけど、意味は道でたむろしている人たちや酔っ払いを指す
  • Perra(メス犬): 淫乱・売女・ビッチ
  • Pal perro(=para el perro): 全然ダメ。失敗作。使えない。

辞書を引いてみてもね、まぁこのありさまです。つくづく犬が不憫です。

文例:

  • tiempo de perros(酷い悪天候)
  • una vida de perros(悲惨な人生)
  • llevar una vida perra (悲惨な生活を送る)
  • morir mono un perro (のたれ死ぬ)
  • Hemos tenido un día de perros (さんざんな一日だった)

Spanish Slang DictionaryでPerroを調べると悲惨、迷惑、酷いなどのネガティブワードが満載。

で、みなさん、

¿qué es el amor?  (愛って何?)

のあとの

amores perros

なんだと思います?

英語圏のTrailerには”Love’sabitch”がamores perrosとフェードイン、アウトしてましたね。

ビッチってことばはご存じのとおり、相手を罵り侮蔑をこめて使われる言葉として有名ですが(基本的にあんまりいい意味で使われることはない言葉だとは思うんですが)、自己主張の強いタフな女といった意味で使われたりもしますよね。

じゃあ、amores perros ってどっち?ってなると、わたしはどっちも(どれも)って思います。

愛は迷惑、愛は悲惨、愛はビッチ、愛はタフ。

愛といえば、あしたのジョーのワンシーンをいつも思い出すんですよ。寄付金詐欺で逮捕されたジョーが、心理学者の質問に答えるシーン。言葉から連想するものをジョーに答えさせていくシーンです。

”愛”に対してジョーは、”居眠り”と答えます。孤児院にいたころの、「お前を愛するが故に」という説教を聞くたび居眠りをしていたことから愛=居眠りと。ちなみに、”親切”という問いには拳キチ(段平)と答えています。さすがジョー。幼い頃から鋭い勘で愛のエゴイスティックな部分を身にしみて感じていたんですね。

孤児院の先生のお説教で聴かされる”愛”より、段平の”親切”が断然いいですよ。

人と人とでもそうなんですが、人間が思い詰めたときの重い圧、犬にとっては迷惑とまではいわないけれど、負担になっているのではないだろうかと思うことはよくあります。それこそ、愛ゆえになんですけれども。健康なときも病気のときも、犬はもっとふだんどおり、サラっと接して欲しいと思っているだろうなって。

わたしがふだん犬に対して心がけていることは、感傷的、感情的にならないこと、犬と暮らす人になにか伝えたいことがあるときに心がけていることも同様です。まぁ20代のときは、人間に対してはなかなかできてなかったなと思います。

Twitterでみかけたんだったかな、ソースは定かじゃありませんが、うまいこというなーとおもったのがありました。

親切は相手が満足、おせっかいは自己満足

ってね。

「いいことをした、という
自分のアリバイを作りにいく」
みたいなことにも、なりかねないんですよね。

こちらはグレートジャーニーの関野吉晴さんと糸井さんの対談で関野さんがおっしゃっていたことば

いろいろ書きましたけど、愛はすばらしいとおもってます。愛と暴力を結びつけたり、おせっかいで独善的・自己満足なものを愛と勘違いさえしなければ、愛・LOVE・AMO 心の根幹にしっかりとおろしておきたいものです。

Love is a bitchにならないようにね!Amor es esperanza、愛は希望!

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ABOUT

このブログは愛犬との暮らしのなかでいち飼い主として
学んだこと
考えたこと
できること
を、備忘録兼ねてはじめたサイトです(1999年当時に自身のウェブサイトで書いたものをそのままアップしたものもあり、情報が古いものも混ざっています)

2013年2月に立ち上げたFacebookグループ
【シニア犬】高齢犬LOVE【老犬】
について、すこしお話させてください。

高齢になれば人も犬も同じで、若い頃には難なく出来ていたことができなくなったり、健康も日替わり、昨日は元気いっぱいだったのに今日は食欲が落ちてしまったり、認知症がすすんだり、さまざまです。

かかりつけの獣医さんから提案された治療が、医療セオリー的には100%正しいことでも自身と愛犬にとってそれが本当に最良の選択なのか、不安に思う飼い主さんも多いでしょう。家族間でも愛犬のケアやトレーニング方法、治療方針に温度差があり、孤独感や不安を感じる人もいることでしょう。

共感できる人が集まり励ましあえるコミュニティの存在は、わたし自身、何度も心が救われる場でありました。

「犬は共感力の強いいきものなので、飼い主が不安な顔をしていたらダメだよ」
など言われ不安に押しつぶされてしまいそうな中、追い詰められてしまう人もいることと思いますが、

わたしやあなたがどういう人間であろうと、全てを受け入れて全幅の信頼をもって愛してくれる、かけがえのない愛犬を失うかもしれないという時に不安やグリーフ(悲嘆)は当然の感情です。

ありのままの気持ちを否定することなく、生きているあいだにできるだけ多くの幸福感と喜びを人と犬が共有し、

犬との暮らしは本当に素晴らしい、美しい、楽しい、自分の成長につながった、という経験をもってお別れを経たあと、次の命に勇気をもってバトンタッチできるよう、心のケアのお手伝いができたらいいな、と自身が管理するグループのメンバーさんたちを見ながら考えるようになりました。わたし自身が、とても救われたからです。

グリーフは終末期やペットロスのときに限って生じるものではありません。
(グリーフケア=ペットロスケアではありません)

そして、さらに言えば、グリーフは人だけでなく犬にも起こるものです。グリーフケアは犬にも人にも必要なケアです。

愛犬が元気に生きている時にグリーフを知り、理解し、笑顔が絶えない犬との暮らしをつくり、いずれ訪れる死に向き合える心のパワーを育てる。 生前のグリーフケアは、ペットロスのケアに繋がる大切なケアというだけでなく、犬と暮らす人達がいたわりあい、励まし合い、セキュアベースの輪を広げていくことにつながります。

愛犬と飼い主が共に幸せになるQOL(クオリティ・オブ・ライフ)、QOD(クオリティ・オブ・デス)の向上のためのマインドセットの発信をこのブログと、それから、他の形で考えています(2023年現在準備中です。おたのしみに!)

Contigo ViVA LA ViDA!
いっしょに人生&犬生バンザイ!

MIKA HIGUCHI

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