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I am OK,You are OK.

怖がりな犬と暮らすヒトのための心理学

今年の4月に受けたセントライン主催 臨床心理士の北條先生のセミナー(怖がりな犬と暮らすヒトのための心理学)の感想を、映画 犬ヶ島(5月)やFacebook Japan コミュニティーリーダーミットアップ(6月)と絡めてじっくり書きたいなーと思いながら、なぜか12月になってしまいました。時のたつのははやいもんです。

北條先生を知ったのは犬曰く尾形聡子さんの記事。

尾形さんが書かれた北條先生インタビュー記事です。

https://inuiwaku.net/?p=9333

https://inuiwaku.net/?p=9349

以前、dog Actually(Green Dogさんが運営されていたサイト)には複数のすばらしいライターさんが記事を寄せられていましたが、なかでもわたしは尾形さんの記事がとくに好きでした。

読み終わって「あぁ今回のこの記事よかったなー、このライターさん、いいなぁ」と、さいごにクレジットをみるとsatoko(尾形さん)と書かれたもの率が非常に高いのです。きっちりした根拠や論拠やエビデンスも混ぜつつ、かたくなりすぎず、犬にも人にもとても優しく温かい口調で書かれる方で、いつも記事の拝読をたのしみにしています。

4月に受けた北條先生のセミナーの話に戻りますね。

怖がりと怖いの違い

まず、”怖がり”と”怖い”は違うということ。

「うちの子、怖がりで」

の”怖がり”は、飼い主が、”うちの子”のなにをみてそう感じるのか。恐怖の反応なのか、拒否の反応なのか。怖がると嫌がるは全く違うことなのに、「怖がっている」とジャッジしているのは飼い主です。犬が嫌がることを押しつけて「怖がり」と言ってはいないでしょうか。

人間にだって性格があるように、犬にだってそれぞれ個性があります。犬種や性別でひとくくりにできることではありません。もちろん、犬同士の相性だって存在します。とくにしつけをしなくても、人に対しても犬に対しても社交的な犬もいます。わが家でいうとパウがそうでした。あんまりそれされたくないなぁ、というときでも、そこそこ我慢したあとに、フレンドリーな態度を損なうことなくゆるゆると回避していく感じ。

同じチワワでも黒は真逆です。無礼を許しません。怒り狂うことも噛むこともありませんでしたが、威厳に満ちた態度で不快感を顕にします。黒の静かな怒りは体格差のある犬でも怯むことが多かったです。チコも、ラナも、ナチョも、それぞれまったく異なる個性があります。

怖い(恐怖・不安)の正体

ナチョは昨年の12月、トライアルで迎えたあと、行動療法の先生に診ていただきました。保護されていたときに預かりボランティアさんのお宅では出ていなかった問題がわが家に来てから生じていたこともあり、ナチョを診てもらう、というよりも、お願いした最大の理由はわたしたち夫婦の接し方で正しいのかどうかという点でした。

改名:やっぱナチョ

診断は「ハンドシャイ・恐怖防御性攻撃行動・自己主張性攻撃行動」

手に対する恐怖、わが家に来る前に繰り返し経験した恐怖が根底にあるようだという診断と、とくに男性に対しての嫌悪感が強い、ということ。ナチョに対しての接し方は大丈夫だけど、女性だけと暮らしてきた環境(預かりボランティアさん宅)から、恐怖の意識を持っている”男性という存在”が世帯に加わったことで、問題が表面化したのかもしれない。

北條先生のセミナーで、”恐怖と攻撃性は表裏一体”というお話がでました。

恐怖対象→扁桃体が活性化→視床下部へ→脳から、「逃げるか戦うかしろ」という指令がでる→副腎からコルチゾール・アドレナリン・ノルアドレナリンなどホルモンの分泌→交感神経の優位な状態

交感神経が高まると、ドキドキと呼吸が速まり、動物の場合は毛が逆立ったりします。広くみるために瞳孔が開き、今すぐ動ける状態に。

この状態が頻繁にあると、リラックスしてもいいときに戻れない(戻りにくい)状況をつくりだしてしまいます。人間でいえば鬱の状態です。そんな苦しい思いをしているのなら、なんとしても心の安定を取り戻してあげたい。

「思考によって生み出した心理的ストレッサー」が犬にあるかどうか、確かなことはわかりませんが、ある研究(人の)によると、生活時間の40%以上を「思考によって生み出した心理的ストレッサー」によって苦しめられている指摘もあるそうです。

いまここにない不安や恐怖にさいなまされている、ということです。飼い主がいまここにない不安や恐怖にさいなまされている場合、共感力の高い犬に与える影響、ゼロではないはず(とわたしは思います)。

ナチョが前の環境で過ごした9年のあいだに根付いた不安と恐怖がどのくらいのものなのか、そもそもの原因がなんなのか、それは知る由もありませんが、あれから1年。とてもゆるやかな表情に変わり、わたしに対しては口がでることはなくなりました。夫に対してはまだあります。でも、なかよしなんですよ。お腹に乗ったりぺったりくっついたりしてるんだけどね。お布団入っていっていっしょに寝たり。自分から寄っていくんだけど、反射的にお口がでちゃうときもある。

サインはあるんですけど、時間が短い。あ!と口にするほどの時間もない、ほんの一瞬なんだけど、わたしの脳内では ”あ!いまはダメ、その手の出し方ダメ” って思うことはあります。でもわたしがそれを夫にうまく伝えられないんですよ。あるじゃないですか、こう、空気感というか、(犬の)脳から(わたしの)脳に伝わる感じというか。その感覚を、どうやって伝えたらいいものかなーと。無意識でやってることを伝える難しさ。

まさに、このブログのサブタイトルにした”犬から愛を学び、ともに生きる”です。

犬の共感力

映画 犬が島、ご覧になりましたか?ウェス・アンダーソン監督の。そのなかのこのシーン。映画館では字幕でみたのですが、スポッツが涙をうかべて「i hear you(聴こえますよ、アタリさん、聴こえます)」のセリフを言っていたとき、もうー泣けましたね(1:55あたりから)、ほんと。ほんとに、犬って共感力の高い、やさしいいきものなんです。

近年では書籍でもネットでも犬の共感力について書かれた資料はたくさんあがっています。

ヒトに対するイヌの共感性(PDF資料)

犬のココロをよむ 伴侶動物学からわかること

【犬との暮らし】犬の心を育む15~神秘の共感力とちょっと困ったシンパシー

犬の共感力 で検索すると、たくさんの興味深い記事が出てきますので、お時間のあるときにぜひ検索していろいろな記事や資料ご覧になってみてください。愛おしさに胸がキュッとします。

セミナーでは、ヒト(飼い主)の心理的ストレッサーによる「恐怖」を学習してしまっている場合もあるのではないか、というお話しもありました。

  • 恐怖・不安・緊張の匂い(身体反応)
  • 恐怖・不安・緊張による無意識の振る舞い(行動反応)

これら、ヒトの反応から犬は恐怖を学習してしまう。

犬の嗅覚が人間と比べて非常に優れているのはご承知のとおりですが(人間の嗅覚が切手1枚としたら犬の嗅覚は畳1畳ぶん)病気のにおいを嗅ぎ分けることができる犬もいます。暑いときの汗と緊張しているときの汗、犬からみたら(かいだら)まったく異なるものにみえているに違いありません。

人間の無意識の行動パターンからつられてしまっていることもたくさんあるでしょう。飼い主が焦って慌てて緊張しているときに出るにおいから、「これは緊張する状況なんだ!」と学習してしまったり。

飼い主が緊張してリードをグッと掴んで引き寄せるとき、犬からはどう見えてるでしょう。犬が怖がり、なのではなく、飼い主のほうこそが、無意識に自分の思考による心理的ストレッサーに怖がらせられていないでしょうか。

Secure Base(セキュアベース/安全なよりどころ:愛着対象)としてのヒト

そこで安全なよりどころとしての、飼い主の重要性を改めて認識しないといけないな、ということです。
怖いことが起きたとき、犬も子どもも飼い主や親の元に駆け寄ります。犬や子どもにとって安全なよりどころに、なれているのだろうか、そうでありたいという願望からそうであると思い込んでいないだろうか、振り返って考えてみる必要は常にあります。

愛犬が駆け寄れるセキュアベースにわたしたちはなれているだろうか?

交流分析的な視点 基本的構えから

さて、あなたはふだんどんな感じですか?

  1. I am OK. You are OK.(わたしもOK、あなたもOK)
  2. I am not OK.You are OK.(わたしはダメ、あなたはOK)
  3. I am OK. You are not OK.(わたしはOK、あなたはダメ)
  4. I am not OK. You are not OK.(わたしもダメ、あなたもダメ)

ネットのニュースのコメント欄やSNSのコミュニティで荒れている場面をみると、”3. I am OK.You are not OK.”が多くありませんか?

相手を傷つけることもいとわない強い口調の非難は、一見自信たっぷりに見えますが、その攻撃性の裏には恐怖と不安が透けて見えます。単なる意見の違いであるにも関わらず、自分が人格否定をされたり自分の誤りを指摘されたような気分になって熱くなっている。意見の違いと人格否定をごちゃ混ぜにして考え、相手からの質問に窮すれば論点すりかえで否定と攻撃。

I am OK. You are OK. であれば、無駄に荒れることもないし、見ず知らずの人の人格否定もせずに済む。

I am OK. You are OK.でありたいです。人にも犬にも。自分の価値と他人の価値を認めること。ストレスを解消のために他人を排除したり攻撃したりしないこと。安心感を覚える存在でありたいこと。それが理由です。

犬のトレーニングに必要なことも、I am OK. You are OK.だと思ってます。これは年を重ねたからといって必ず得られるものではありません(ネットの中高年の書き込みで荒れている現実を見ればわかるとおり)。日頃の自覚と意識と訓練によって得られるものです。いまの世の中、何かと不安や恐怖を抱えてセンシティブな気持ちになりやすいものです。不安を抱えた人が多いということは、放置すれば恐怖の裏側にある怒りや攻撃が出やすく、I am OK. You are not OK.になることも理解しています。

セキュアベースとしてのSNS活用を目指して

SNS、といえば、今年の6月、Facebook Japanさんにお声がけいただきコミュニティーリーダーミートアップに参加させていただきました

ミートアップではアメリカの釣りのコミュニティ(ほのぼの系)の様子が流れたり、来日されたディプティさんがお話されていたナイジェリアのグループ(抑圧からの解放)、わたしはどちらもとても素晴らしいと感じました。自由でありながら相互扶助が成り立っている。

ディプティさんは「日本は集合主義だから、コミュニティ形成に関してかなり進んでいるであろう」ともはなしてくれました。

確かに、ディプティさんのおっしゃるとおり、日本のコミュニティ形成はすごい、というか、独特です。子どもの頃から「他人に迷惑をかけるな」という教育を受けているせいか、トップの力が強ければ、よくも悪くも一糸乱れぬ様相を示すことも多々あります。

一方で、多様性を受け入れるほど成熟しておらず、非常に全体主義的なものを感じます。自己責任を叫ぶ割に、とてつもなく自由が少ない空気感。SNS上でも、公式では設けていない、誰ともなくはじまったマイルールが日本限定でありますよね。公開設定のグループでシェア禁止や、TwitterでみられるFF外から失礼します、等。

今回FB Japanさんにご招待いただくきっかけになったシニア犬のグループ、5年前に自分の友人だけを招待し、ほんの10数名でのスタートでした。参加メンバーの増加とともに、この5年で、ものすごく形が変わっていきました。5年前、4年前、3年前、2年前、1年前、検索でみえる限りの記事を見ていてもそう思います。開設当初はなかったルールですが、現在ではかなり細かなルールをご理解のうえ、ご参加いただくようお願いするようになりました。

人数が増える、メンバーが入れ替わる、様々な理由でコミュニティの形は変化するのが当然だと思っています。変化すること、形をかえていくことへの抵抗は一切ありません。

ただし、どんなに変化をしようとも、メンバーが入れ替わろうとも、絶対に変えるつもりのないことがひとつだけあります。それこそが、

I am OK,You are OK.

です。

飼い主が愛犬のセキュアベースであることが大切。
ならば、【シニア犬】高齢犬LOVE【老犬】グループが、年を重ねた犬と暮らす方々のセキュアベースとなれたらいいな(すこしでも)、と思っています。

正義とは

ボクシングの村田諒太選手の出ていたこのCM、これすごくいいなとおもいました。

Q.正義とは?
「くだらんもんですね、一番」
「振りかざしちゃいけないもんですね、だって正義を振りかざすから争いが生まれるじゃないですか」

正義もそう、愛もそう、人によってその解釈が曖昧なものです。正義や愛に暴力を結びつけて考える人もいるから。だからおちおちと正義とか愛という単語を簡単に使えないような気になります。

I am OK. You are OK.

それがふつうである世の中ならば、もっと自由で、もっと優しい世界になる。本気でそう思います。

暴力で得た諦めと媚びを信頼と呼ぶのではなく

飼い主の顔色を覗き込むようなこともさせず

怖いとき、不安なとき、屈託なく飼い主の胸に飛び込んでこられるようなセキュアベースであるためにどうしたらいいかな、っていうことを常に考えて共に生きていこう。

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ABOUT

このブログは愛犬との暮らしのなかでいち飼い主として
学んだこと
考えたこと
できること
を、備忘録兼ねてはじめたサイトです(1999年当時に自身のウェブサイトで書いたものをそのままアップしたものもあり、情報が古いものも混ざっています)

2013年2月に立ち上げたFacebookグループ
【シニア犬】高齢犬LOVE【老犬】
について、すこしお話させてください。

高齢になれば人も犬も同じで、若い頃には難なく出来ていたことができなくなったり、健康も日替わり、昨日は元気いっぱいだったのに今日は食欲が落ちてしまったり、認知症がすすんだり、さまざまです。

かかりつけの獣医さんから提案された治療が、医療セオリー的には100%正しいことでも自身と愛犬にとってそれが本当に最良の選択なのか、不安に思う飼い主さんも多いでしょう。家族間でも愛犬のケアやトレーニング方法、治療方針に温度差があり、孤独感や不安を感じる人もいることでしょう。

共感できる人が集まり励ましあえるコミュニティの存在は、わたし自身、何度も心が救われる場でありました。

「犬は共感力の強いいきものなので、飼い主が不安な顔をしていたらダメだよ」
など言われ不安に押しつぶされてしまいそうな中、追い詰められてしまう人もいることと思いますが、

わたしやあなたがどういう人間であろうと、全てを受け入れて全幅の信頼をもって愛してくれる、かけがえのない愛犬を失うかもしれないという時に不安やグリーフ(悲嘆)は当然の感情です。

ありのままの気持ちを否定することなく、生きているあいだにできるだけ多くの幸福感と喜びを人と犬が共有し、

犬との暮らしは本当に素晴らしい、美しい、楽しい、自分の成長につながった、という経験をもってお別れを経たあと、次の命に勇気をもってバトンタッチできるよう、心のケアのお手伝いができたらいいな、と自身が管理するグループのメンバーさんたちを見ながら考えるようになりました。わたし自身が、とても救われたからです。

グリーフは終末期やペットロスのときに限って生じるものではありません。
(グリーフケア=ペットロスケアではありません)

そして、さらに言えば、グリーフは人だけでなく犬にも起こるものです。グリーフケアは犬にも人にも必要なケアです。

愛犬が元気に生きている時にグリーフを知り、理解し、笑顔が絶えない犬との暮らしをつくり、いずれ訪れる死に向き合える心のパワーを育てる。 生前のグリーフケアは、ペットロスのケアに繋がる大切なケアというだけでなく、犬と暮らす人達がいたわりあい、励まし合い、セキュアベースの輪を広げていくことにつながります。

愛犬と飼い主が共に幸せになるQOL(クオリティ・オブ・ライフ)、QOD(クオリティ・オブ・デス)の向上のためのマインドセットの発信をこのブログと、それから、他の形で考えています(2023年現在準備中です。おたのしみに!)

Contigo ViVA LA ViDA!
いっしょに人生&犬生バンザイ!

MIKA HIGUCHI

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