パレートの法則

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ビジネスでよく登場する言葉ですので、よくご存知の方も、正しく説明はできないけれど知ってる、という方も多いのではないでしょうか。

パレートの法則とは

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Wikiの説明そのまんま書きますと、”経済において、全体の数値の大部分は、全体を構成するうちの一部の要素が生み出しているという理論”のこと。

しかし、経済だけでなく生活全般、生き方全般、人生全般、それこそ犬との生活においても念頭に置き意識をしたほうがよいことです。

本当に大切なことは全体の2割。プライオリティの高くない8割にフォーカスしてしまうと”ブレる”のです。インターネットで情報があふれかえる現代でこそ、必要になることです。本当に大切な2割にフォーカスをしないと、溢れかえる情報に右往左往してしまうことに。

例えば、○○病にいいとレビューが多かったサプリメント、免疫を上げると噂のサプリメント、〇〇病の予防にいいと聞いたサプリメント、様々なサプリメントを何種類もかぶせて使う、効果を実感できないし、減らしたほうがいいこともうっすらわかっているのに、不安でやめることができない。

サプリメントだけで食事がとれないくらいお腹がいっぱいになってしまうような、もっといってしまえば、よかれと思ってしていることがかえって負担になってしまうような量、種類。

「あなたのためよ」としていること、果たして愛犬は望んでいるでしょうか?

本当に大切な2割。感度を磨き、この2割に正しくアプローチすることができれば心の持ち方が変わるはずです。飼い主の心の安定は愛犬の心の安定と深く関係があります。先日アップした記事にも同じようなことを書きましたが、「大切なことなので2度言います」なのです。

体調の悪い犬をみて心配でたまらない、胸が痛い、苦しい。そして飼い主の心も体も崩れていく。もう、盲目的に、できることならなんでもしてあげたいという気持ち。心身ともに崩れた飼い主をみて、犬はさらに苦しくなっていく。2割にフォーカスできず、8割に気を散らしてしまうことで一喜一憂し、負の連鎖が続いてしまう。

わかってます。わかっていても難しいです。

しかし、事実として、飼い主が自分自身の心と体を大切ににし、養生し、本当に大切な2割にフォーカスし、2割をきちんとかぎ分けられるリテラシーをつけられる感覚を磨くことこそが、愛犬の心身の安定とQOLの向上につながる、ということも長年犬たちと暮らしてきた経験から理解しています。ほんと、難しいですけどね。

正しい知識(認識)は無駄な恐怖と不安を取り除きます。だからこそ、飼い主は学び、養生し、幸せである必要があるのです。”I(飼い主) am not OK.You(愛犬) are OK.”では犬も気が重い。本当に大切な2割を見つけて、いっしょに笑顔でいましょうよ。

「余命」や「治るみこみ」にフォーカスしない

こちらで聞かなくても余命宣告をする先生もいらっしゃるので、その予測期限を聞いてしまうとそれだけでプレッシャーに押しつぶされそうになってしまうのですが、数値化されたものにフォーカスする必要はないな、ということが50年以上の犬との生活のなかで、実感としてあります。

覚悟をしたいという理由で時間や数値を聞きたいと思う飼い主さんもいるかと思いますが、BUNやCreの数値がびっくりするほど高くても食欲が落ちない犬もいるし、心臓がパンパンに肥大しててもケロっとしてる犬もいます。理由は、わからない。わからなくてもいい。もしそんな状況なら、タフな愛犬に感謝とリスペクトの気持ちで笑顔で接していけたらいいなと思う。

気をつけていても、日頃どんなに良質な食事を心がけ運動をし、ケアを怠らず暮らしてきたとしても、病気になるときはなってしまいます。パウが12歳という若さで、チコが11歳という若さで逝ってしまったとき、「あんなに健康に気をつけていたのにずいぶん早く逝っちゃったね」なんて、ちょっと無神経で意地悪だなって思ってしまうようなことを言われたこともありますが、なるときはなる。人間だって、どんなに健康に気をつけた食生活と運動をしていても病気になる人はいるし、超のつくヘビースモーカーであっても病気にならない人がいるのと同じです。

かといって、良質なケアを怠る気はないですが、それだって「〜ねばならない」という気持ちではやりたくない。

そもそも現在われわれヒトの側で暮らす犬たちは、われわれヒトの都合で小さくしたり、鼻を短くしたり、耳を垂らしたり、選択繁殖をし、掛け合わせてきた犬たちです。

流行犬種といわれる犬種になるととてもわかりやすく、とたんに遺伝性疾患が広がりますし、その種類も増えます。それは体だけでなく、精神疾患として出ることもあります。

ブリードの問題を深く捉えることなく、病気、寿命について目先の何かを追ってみても、何ら解決することはありません。

ストレスケアの重要性

わが家は留守番が少なめなのですが、それでも4時間5時間留守番させることが週に2〜3回あります。

実はチコが逝ってしまうまえまで、わたしはラナが留守番が苦手だってこと知りませんでした。

(留守番が好きでないにせよ)チコがいたときは落ち着いて留守番をしていたのですが、チコがいなくなったとたん、留守番のときの粗相、破壊、遠吠えが起きるようになりました。挙げ句の果てに体調を崩し、食欲まで落ちてしまいました。しかしナチョを迎えたあと、まるで嘘のように再び落ち着いて留守番ができるようになったのです。体調もみるみる回復しました。
※相性、性格によっては逆にストレスになる場合もあります。「ひとりじゃ寂しいだろうから」という安易な多頭飼育は絶対におすすめしません

病院に預けるときもそう。チコとは同じ心臓病だったので半日預ける定期検査でも、チコといっしょのときは落ち着いていたようです。それが、ラナひとりになった瞬間から預けている時間、ずっと緊張しっぱなしになってしまった。病院に半日預けた日の夜の呼吸数の多さ、夜間救急病院に行くべきか迷ったほどです。そこで先生にお願いをして、検査時のお迎えの時間を短縮させてもらった結果、そういったこともなくなりました。

通常病院では、数値や映像の解析をし、病気の診断をくだし、パーツパーツの治療に注力することが多いと思います。数値化されない部分や精神のストレスについては数値結果と比べて軽んじられがちですが、ラナのような不安を抱えやすい性格の犬は特に(ラナの双子の兄弟も同様の現象があります)ストレスケアがとても重要であることを改めて考えさせられました。

飼い主のストレスケアもお忘れなく

(わたしも含め)自分のことはなおざりに、犬のケアにばかり集中してしまう飼い主は多いと思います。

共感力に優れた優しい犬といういきものが、果たしてそれを喜ぶか、というとそれはないですよね。飼い主の笑顔は犬の笑顔。愛犬がどんなことでストレスを受けるのかは真剣に考えるのに、自分がどんなことでストレスを受けるのかということについて、わたし自身、あまりにもいい加減でした。

そこで、”自分は何によってストレスを受けるのか”ということをもっと真剣に探すことにしました。自分が何によってストレスを受けるのか、そのストレスをどうケアするのか、緊張をとき、ストレスになるようなことを減らし、楽しんだりリラックスしたりをふやし、これまで犬のストレスのみにフォーカスしていた部分を、自分のストレスケアについてもきちんと考えていきます。

そうすることが、共生する人と犬の幸せにつながるはずだから。

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取り入れた経験のある、または取り入れたい自然療法についての記事も多くなりますが、そこに信仰心は介入していません。自宅で飼い主ができる犬にも人にもやさしいホリスティックケアは、犬のストレスの軽減としあわせに焦点を合わせた、とても穏やかで侵襲度の低いケアです(痛みや負担をできるだけ少なくするケア)。西洋医学の治療が必要な状態の犬には、迷わず西洋医学の治療を受けさせるべきと考えています。

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