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すっぽんマカ黒

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昨年の秋にヘルニアの診断がくだった黒でしたが、鍼灸・漢方のかいあってか、飼い主がヒヤヒヤするほど元気に走り回っています。ちまたではすっぽんマカ黒と言われるほどに。
 
6800977931_48029a5b00_bチコも元気ですが、3月の健診のときの聴診で心臓に雑音が。エコー・レントゲン・血圧などの検査をしたところ、僧帽弁閉鎖不全症の初期の段階でした。チコ自身には自覚のない状態(疲れやすさも咳もない)で、まだ日常生活の制限もありませんし、投薬も必要ない状態です。自宅でも毎日聴診器でチコのかわいい心臓の音を聴いていますが、月にいちどは病院で心臓の音を聴いてもらい、2〜3ヶ月にいちどはエコーをとって経過観察をしようとおもってます。
チコは保護したばかりのときの、いちばん最初の健診で、先生が「ん?」とすこし気になる様子でいたので、(軽い不整脈でした)心臓のことはずっと気にかけていました。まだ7歳なのに弁膜症だなんて。
心臓病、先代の犬(柴犬のさくら)も、仔犬の頃から心臓にトラブルを抱えていました。散歩中疲れて座り込むことも多かったし、発作で突然倒れることも。でも、17歳までふつうの暮らしをしていたし、最期は痴呆症→老衰でした。さくらの、もともと穏やかでのんびりした性格も幸いしていたのかもしれません。
心臓病は治すことはできないけれど、今の状態をできるだけ長く保ったり進行を遅くすることはできます。ほんの初期の状態で、病気が発見できたことは本当によかった。かかりつけの病院には循環器を専門にしている先生もいらっしゃるので、今後の経過観察と治療は安心して委ねようとおもっています。飼い主ができること(適切な運動、食事の質、たのしい生活)は、なんでもするよ。

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ABOUT

このブログは愛犬との暮らしのなかでいち飼い主として
学んだこと
考えたこと
できること
を、備忘録兼ねてはじめたサイトです(1999年当時に自身のウェブサイトで書いたものをそのままアップしたものもあり、情報が古いものも混ざっています)

2013年2月に立ち上げたFacebookグループ
【シニア犬】高齢犬LOVE【老犬】
について、すこしお話させてください。

高齢になれば人も犬も同じで、若い頃には難なく出来ていたことができなくなったり、健康も日替わり、昨日は元気いっぱいだったのに今日は食欲が落ちてしまったり、認知症がすすんだり、さまざまです。

かかりつけの獣医さんから提案された治療が、医療セオリー的には100%正しいことでも自身と愛犬にとってそれが本当に最良の選択なのか、不安に思う飼い主さんも多いでしょう。家族間でも愛犬のケアやトレーニング方法、治療方針に温度差があり、孤独感や不安を感じる人もいることでしょう。

共感できる人が集まり励ましあえるコミュニティの存在は、わたし自身、何度も心が救われる場でありました。

「犬は共感力の強いいきものなので、飼い主が不安な顔をしていたらダメだよ」
など言われ不安に押しつぶされてしまいそうな中、追い詰められてしまう人もいることと思いますが、

わたしやあなたがどういう人間であろうと、全てを受け入れて全幅の信頼をもって愛してくれる、かけがえのない愛犬を失うかもしれないという時に不安やグリーフ(悲嘆)は当然の感情です。

ありのままの気持ちを否定することなく、生きているあいだにできるだけ多くの幸福感と喜びを人と犬が共有し、

犬との暮らしは本当に素晴らしい、美しい、楽しい、自分の成長につながった、という経験をもってお別れを経たあと、次の命に勇気をもってバトンタッチできるよう、心のケアのお手伝いができたらいいな、と自身が管理するグループのメンバーさんたちを見ながら考えるようになりました。わたし自身が、とても救われたからです。

グリーフは終末期やペットロスのときに限って生じるものではありません。
(グリーフケア=ペットロスケアではありません)

そして、さらに言えば、グリーフは人だけでなく犬にも起こるものです。グリーフケアは犬にも人にも必要なケアです。

愛犬が元気に生きている時にグリーフを知り、理解し、笑顔が絶えない犬との暮らしをつくり、いずれ訪れる死に向き合える心のパワーを育てる。 生前のグリーフケアは、ペットロスのケアに繋がる大切なケアというだけでなく、犬と暮らす人達がいたわりあい、励まし合い、セキュアベースの輪を広げていくことにつながります。

愛犬と飼い主が共に幸せになるQOL(クオリティ・オブ・ライフ)、QOD(クオリティ・オブ・デス)の向上のためのマインドセットの発信をこのブログと、それから、他の形で考えています(2023年現在準備中です。おたのしみに!)

Contigo ViVA LA ViDA!
いっしょに人生&犬生バンザイ!

MIKA HIGUCHI

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