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食事ごとの特徴

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“医食同源”という言葉がしめすとおり、良質な食事は健康維持のために欠かせないものです。ドライフード、缶フード、加熱の手作りごはん、生食、どんなごはんをあげていますか?最近では手作り食や生食に理解を示す獣医師も増えましたが、病院で「手作り食を与えている」というとちょっぴり苦い顔をされてしまったことのある飼い主さんも多いのではないでしょうか。獣医師が苦い顔をする理由として、手作り食における明確な臨床データが少ないことからフードを薦めることが多いようにも思いますが、食に関していえば獣医師自身あまり詳しくない方も多いかと思います。我が家ではフードも利用しますし、手作り食もつくります。犬たちの体調をみながらその時々で変えていますが、体調のあまりよくないときは、手作り食がいちばん回復を促す感覚があります。以下、ざっくりとですが、食事ごとのメリット・デメリットです。

食事ごとのメリット・デメリット

食事 メリット デメリット
ドライフード・缶フード 一定レベルの栄養をバランスよく摂ることができる ・高温で処理されるため消化酵素や栄養素が破壊されやすい
・食材に含まれる未解明の栄養素を摂ることが困難
・素材の品質が不安
加熱調理 ・新鮮で安心な材料を飼い主が選んで使える
・消化しにくい食材も加熱により消化しやすくできる
・個体ごとに調整できる
・加熱によって破壊される栄養素がある
・材料の調達が難しい素材もある
・栄養管理や調理の手間がかかる
・保管に注意が必要
冷凍フード・フリーズドライフード ・必要な生肉、骨、野菜、果物などの食材をバランスよく含み食材本来の栄養効果を最大限に活かせる
・栄養管理や調理の手間がなく生食を与えられる
・解凍、水で戻すなどの手間がかかる
・冷凍保存場所の確保
生肉・野菜・果物 ・新鮮で安全な材料を使うことができる
・食物中に含まれる消化酵素を効率よく利用できる
・個体ごとに調整できる
・材料の調達が難しい素材もある
・個体によっては生肉を消化できない
・保管に注意が必要

2012/05/29 追記:
Big Tree For Animalsさんが翻訳してくださっている記事もとても参考になります。
最良から破滅的な13のペットフード

高齢期の栄養サポート

高齢期になると皮膚・被毛の老化、筋肉質量の低下、消化器系疾患、関節炎、肥満、口腔内疾患、抵抗力低下、感覚器低下などの変化がおこります。これらを防ぎサポートするような食事やサプリの利用など検討されてみてはいかがでしょうか。

  • 高品質のタンパク質を含み消化にすぐれた食事に変える
  • 健康な皮膚や被毛を保つためにオメガ3脂肪酸をとりいれる
  • 代謝産物を減らし細胞の老化を予防するβカロテン、ビタミンEなどの抗酸化物質をとりいれる
  • 消化管をサポートする腸内細菌や食物繊維、消化酵素などを利用する
  • 関節をサポートするコンドロイチン硫酸、グルコサミンなどを利用する

お時間ありましたら手作り食サプリメントの記事もご覧くださいね!

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ABOUT

このブログは愛犬との暮らしのなかでいち飼い主として
学んだこと
考えたこと
できること
を、備忘録兼ねてはじめたサイトです(1999年当時に自身のウェブサイトで書いたものをそのままアップしたものもあり、情報が古いものも混ざっています)

2013年2月に立ち上げたFacebookグループ
【シニア犬】高齢犬LOVE【老犬】
について、すこしお話させてください。

高齢になれば人も犬も同じで、若い頃には難なく出来ていたことができなくなったり、健康も日替わり、昨日は元気いっぱいだったのに今日は食欲が落ちてしまったり、認知症がすすんだり、さまざまです。

かかりつけの獣医さんから提案された治療が、医療セオリー的には100%正しいことでも自身と愛犬にとってそれが本当に最良の選択なのか、不安に思う飼い主さんも多いでしょう。家族間でも愛犬のケアやトレーニング方法、治療方針に温度差があり、孤独感や不安を感じる人もいることでしょう。

共感できる人が集まり励ましあえるコミュニティの存在は、わたし自身、何度も心が救われる場でありました。

「犬は共感力の強いいきものなので、飼い主が不安な顔をしていたらダメだよ」
など言われ不安に押しつぶされてしまいそうな中、追い詰められてしまう人もいることと思いますが、

わたしやあなたがどういう人間であろうと、全てを受け入れて全幅の信頼をもって愛してくれる、かけがえのない愛犬を失うかもしれないという時に不安やグリーフ(悲嘆)は当然の感情です。

ありのままの気持ちを否定することなく、生きているあいだにできるだけ多くの幸福感と喜びを人と犬が共有し、

犬との暮らしは本当に素晴らしい、美しい、楽しい、自分の成長につながった、という経験をもってお別れを経たあと、次の命に勇気をもってバトンタッチできるよう、心のケアのお手伝いができたらいいな、と自身が管理するグループのメンバーさんたちを見ながら考えるようになりました。わたし自身が、とても救われたからです。

グリーフは終末期やペットロスのときに限って生じるものではありません。
(グリーフケア=ペットロスケアではありません)

そして、さらに言えば、グリーフは人だけでなく犬にも起こるものです。グリーフケアは犬にも人にも必要なケアです。

愛犬が元気に生きている時にグリーフを知り、理解し、笑顔が絶えない犬との暮らしをつくり、いずれ訪れる死に向き合える心のパワーを育てる。 生前のグリーフケアは、ペットロスのケアに繋がる大切なケアというだけでなく、犬と暮らす人達がいたわりあい、励まし合い、セキュアベースの輪を広げていくことにつながります。

愛犬と飼い主が共に幸せになるQOL(クオリティ・オブ・ライフ)、QOD(クオリティ・オブ・デス)の向上のためのマインドセットの発信をこのブログと、それから、他の形で考えています(2023年現在準備中です。おたのしみに!)

Contigo ViVA LA ViDA!
いっしょに人生&犬生バンザイ!

MIKA HIGUCHI

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